2016/08/03
僕はこの時間帯が好きだ。
何者にも影響を受けず、重苦しく感じてた過去が(或いは薄っぺらく感じてた)重量を無くし、その重みの延長線上にあった未来が姿を消す。
過去は「あの日、あの時。」にあるんではなくて、ここにある。
キヌのストーリーは、高校卒業では終わらない。
友人に誘われて1年遅れで、今はなくなってしまった某芸大に進学した。(大学というよりも専門学校に近かったような気がする。専門学校に行った事がないので知らんけど。)
専攻は映像学科。
キヌはそこで何をしていたのかと言うと、ほとんど飲んでいたか、誰かの部屋で騒いでいたような記憶が多い。
そして1年半通ったのち、「いつもの不安」がまた頭の中を支配し始め、中退する。
なぜ、急にこんな事を思い出したのかと言うと(忘れてたわけではないけど、なぜ書く気になったか?かな。)先日、facebookに、その当時のクラスメートからコメントがあった。
facebook上でクラスメートを何人か見かけた事はあっても、「どうせ、誰の記憶にも残ってないだろうな。」と言う気持ちが強く、特に関わろうともしなかった。
でも、そのコメントで少し気が変わった。
12年前。よく笑ってたし、よく喋ってたよな、確か。
嫌な記憶、感じたくないから端っこに押しやってたら、楽しい記憶も一緒に押しやってたわ。
嫌な記憶、掘り返してみたら、楽しい記憶も一緒に出てきた。
もう、つまらない人生だった。っていうのやめた。
12年前の夏。
海いったねえ。花火見にいったねえ。川沿いでBBQしたねえ。どっちのうんこがでかいか?を競い合ってゲラゲラわらったねえ。
まあ、こんな記憶が出てきたよ。ってことで、今日はおやすみ。みんなありがと。
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2016.08.03 10:48