ポスターの話
キヌズBARに飾ってあるポスターです。
完全に額縁のサイズを間違っていますが、友人の話によると敢えて額縁のサイズを大きめにして、オシャレに見せる高度なテクニックがあるそうです。
毎日このポスターを見るたびに 「僕は敢えて、こうしたんだ。間違えたんじゃない。」 と自分に言い聞かせているキヌです。
このポスターに描かれている人物は、アメリカの作家チャールズブコウスキーと言う作家。
作品のほとんどは、酒と女と暴力に関する事です。
彼は幼少時代に、父親から酷い虐待を受け、母親もそれを容認している。と言うとても冷たい家庭に育ったそうです。
それが原因で酷い躁鬱病になり、学業を途中で放棄し、仕事を転々としながらアメリカ全土を渡り歩く生活をしていました。
時々襲ってくる酷い自殺衝動に駆られた時に、酒を飲みながら 書く と言う行為にエネルギーを注ぐ事によってなんとかやり過ごしていたそうです。
「俺にとって 書く と言う行為は感情の解放だ。内側にあるドロドロなものを浄化しているんだ。だからな、俺は、嘘を書いてる奴はすぐにわかるぞ。どれだけ飾りたてようと薄っぺらさ。」と言っていました。
なぜ、急にこんな話を僕がしだしたのかは自分でもよくわかりませんが、書きたいから書きました 笑
彼は1991年に亡くなりました。
墓石には ”Don,t try” と刻まれています。
僕は英語が全くわからないので、ネットでブコウスキーファンの解釈を色々調べてみましたが、「やめておけ」「頑張るな」「手を出すな」と人によってまちまちでした。
僕は勝手に、 「あんまり気張り過ぎるな。なるようになるさ。」と、遺作となった パルプ を読んでからそう解釈しています。
こんな偉そうな事を書きながら、僕は文字を読むのが結構苦手なので、全部の作品を読んで、隅から隅まですべて理解したわけじゃないので、読み間違いや勘違いがたくさんあると思いますが 笑
英語に詳しい方。こいつの解釈の仕方無茶苦茶やな。と思ってもどうかお許しを。
以上、ポスターの話でした。
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