その種火を消してしまわないで。
その種火を消してしまわないで。それはまたいつか、燃え上がるから。
これはチャールズ・ブコウスキーが残した言葉だ。たぶん。
だから、その種火だけは絶対に消してしまわないで。誰がなんと言おうと守り抜いて。
僕からの勝手なお願いだ。
それはいつか、本当に燃え上がるから。
自分で無理に燃え上がらそうとしなくてもいいよ。
そのわずかな光を放った種火に、薪をくべにきてくれる人が必ず現れるから。
その燃え上がった炎はだんだんと大きくなり、薪をくべにきてくれる人も増えてくるから。
そしたら今度は、誰かの種火に薪をくべにいこう。
だから、ねえ。その種火を消してしまわないで。
でもね。たばこの火はきちんと消してしまおう。家が燃え上がるから。
消防車とか警察とかが必ず現れるから。
だから、ねえ。たばこの火だけは絶対に消して。
これも僕からの勝手なお願いだ。
とりあえずおはよう。
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