誰も知らない。誰も見た事がない。だけど確かに存在する。キヌズBAR、キヌの日々。


やさしい夢


最近、昔の夢を良くみる。

つい一ヶ月前までは、悪夢をよく見ていたというのに。

そう、昔の夢、それもやさしい夢。

なぜだろうか?

何が変わった?

もしかすると音楽かな。

家にいるときは同じ曲をずっとループして聴いている。寝ている間も。

(敬愛してやまない、あちらの方々なら、わかってくださると思う。そう、あの曲。でも今日はまだ、この話は置いておこう。でもどこに置いておこうか?パソコンの横?机の下?冷蔵庫の中?いやポケットの中にしまっておこう。すぐに取り出せるように。でもチャックは閉めておこう。失くしてしまわないように。)



優しい夢。


幼稚園の頃、僕は楽しそうに遊んでいるみんなをよく遠くから、眺めていた。

どうやって入っていけば良いのか分からなかったからだ。


ある日とうとう泣き出してしまった。誰にも気づかれないように、ひっそりと。

すると一人の先生が寄ってきて、僕を抱きしめてくれた。


そして、こう言った。


「無理に混ざろうとしなくてもいいのよ。そこにいてもいいのよ。泣かなくったっていいのよ。でも、別に泣いてもいいのよ。あのね、そのままでいいの。」


さらに続けた。


「そこにいればみんなが良く見えるでしょう?どこで誰が何をしているかが。そうね。あなたは縁の下の力持ちになりなさい。きっとそうよ。縁の下の力持ち、わかる?」


僕は「わからない。」とだけ答えた。


泣き止んでいた。


さかの先生っていったと思う。

僕の記憶が確かならばだが、、、




僕の記憶が確かならば、

僕の記憶ほど不確かなものはなく、、、

だけど、確かに在るキヌズBAR

7畳半の片隅に


やわらかな気持ちとともに。

キヌズBAR日記

誰も知らない。誰も見た事がない。だけど確かに存在する。キヌズBAR、キヌの日々。

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